アジャイル開発の普及に伴い、開発者の間で注目を集めているソフトウェア開発の手法が「CI(Continuous Integration:継続的インティグレーション )」「CD(Continuous Delivery:継続的デリバリー)」である。

その実態は、コード修正後のテスト、ビルド、デプロイの一連の工程を自動化するツールであり、その導入により開発効率やソフトウェア品質の向上、工数とコストの削減、さらには人的資源の有効活用が実現できるという。確かに、コード修正後の工程を自動化できれば、そうした効果は得られるだろう。では、“どの程度”の効果が期待できるのか。

「新しいツールを導入したが、その導入にかけたコスト、労力に見合うほどの効果は得られなかった」というのはよく聞く話だ。CI/CDの導入を検討する企業にしてみれば、美辞麗句が並んだサクセスストーリーよりも、むしろ平均的なユーザーがどの程度の効果を出しているのかが気になるところだろう。

本資料では、CI/CDツールの老舗、CircleCIが実施した、約3,000万のワークフローのデータに基づく調査から、CI/CDの導入効果を定量的に分析する。本資料は、CI/CDの実態を理解するうえで有用なだけでなく、CI/CD導入後の開発チームの目標を設定する際の参考にもなるだろう。