これからの時代、どのように企業のマーケティングをデジタル化していくべきなのか――。

デジタル技術の発展とスマートフォンをはじめとするデジタルデバイスの登場によって、消費者のライフスタイルは一変。企業も消費者に応じたマーケティング戦略が求められている。

ただ、デジタルマーケティングの最前線で仕事をしている方にとっては、概論よりもHow toにあたる「どうすれば、その問題解決できるのか?」ということの方が関心度が高いはず。

 

 

#5つのデジタルマーケティング戦略を収録

今回は、Web担当者Forumが主催する「デジタルマーケターズサミット」で語られた5つの講演を収録した資料を用意した。

##1. リード獲得数10倍、受注率4倍に増やした、NTT東日本の「インサイドセールスセンター」

講師: 東日本電信電話株式会社(NTT東日本) ビジネス開発本部 第二部門 ダイレクトチャネル担当課長 鈴木 理寛 氏

足を使って稼ぐよりも確度の高い顧客をWebサイトやMA(マーケティングオートメーション)、電話、Web営業などさまざまなITツールを使って顧客を育成し、確度の高い顧客にアプローチできるインサイドセールス部門を立ち上げたい。そんなときに役立つNTT東日本インサイドセールスセンター立ち上げの紆余曲折を収録。

##2. 中途入社のデジタルマーケターが「仕事で成果を出す」ためにやった4つの施策

講師: 株式会社テレビ東京コミュニケーションズ クロスメディアビジネス部 マネージャー 明坂 真太郎 氏

即戦力人材としてデジタルマーケティングを推進するためにリクルートからテレビ局に中途入社した明坂氏。デジタル活用の土壌を醸成途中のなか、デジタル活用をどのように社内で理解してもらい、推進していくべきか。そのために行った4つの施策を明坂氏が語った。

##3. Cookie規制で企業のデータ保持はどう変わる? GDPR・CCPAの動向もおさらい

講師: 株式会社ビーアイシーピー・データ 代表取締役 渡邉 桂子 氏

インターネット広告は、Webブラウザの閲覧履歴などを保存する「Cookie」の技術を活用したものが多い。しかし近年、そのCookieの利用を規制する動きが本格化しつつあり、日本でも規制の対象となり法整備が進んでいる。

海外に目を向けると、欧米ではすでに「GDPR」「CCPA」といった法整備が行われいる。それらの動向について振り返りつつ、企業の担当者として、どうデータを取り扱えばよいかに関しても言及した。

##4. 担当者が知っておきたい、立場や解釈によって違う「デジタルマーケティング」の役割

講師: 花王株式会社 コンシューマープロダクツ事業部門 キュレル事業部 廣澤 祐 氏

「デジタルマーケティング」という言葉は、さまざまな文脈で使用される。このため、議論が混乱を極めていると言うのは花王の廣澤祐氏だ。混乱の解きほぐし方や自身が花王で担当するブランドにおけるデジタルマーケティング事例を語った。

##5. アフターデジタルが進む中国から学ぶ、勝ち企業の「OMO思考」4つのポイント

講師: 株式会社ビービット 執行役員/エバンジェリスト 宮坂 祐 氏

デジタル化が進んだ現代では、業種・業態を問わず、モノからコトへの価値転換が迫られている。中国では「OMO(Online Merges with Offline)」という考え方のもとデジタルを活用した優れたサービスが数多く生まれているという。中国の最新事例とともに、日本企業のマーケターが「データ×顧客体験(UX)」の新しい競争原理とどのように向かい合うべきかのヒントを提示した。