時代の変化やIT技術の浸透・進化によって、コミュニケーション手段をはじめ、ビジネス手法や企業のあり方も変化しつづけている。しかし、時代が変われども、ビジネスの根本は“顧客と企業”の関係性で成り立っていることは未来永劫変わることのない事実であろう。

 今日、企業活動を行う上で、何らかのITツールを活用するのは至極当たり前の風景であり、顧客接点も多様化している。しかし、利益に直結するリード(見込み顧客)の確保と管理については、営業部門に占有されたり属人化されてしまうケースも多く、いささか前時代的な印象もある。「人任せ」な状況を打破すべく、「点」のリード管理から顧客(リピート顧客)までを「線」でつなぎ、「良好な関係性」と「成果」へと導くソリューションとしてマーケティングオートメーション(MA)が登場した。

 本書は、MA導入時のプロセスを5つのステップで解説する。単純にMA導入だけでは成果があがることはなく、マーケティングプロセスの再構築があってこそ、MAの真価が発揮される。半年で2倍の受注件数を達成させた(!)実例をまじえて説明され、非常にわかりやすい構成となっている。社員の生産性の向上や組織コミュニケーションの活性化など、二次的な効果も期待されるだけに、多くの企業人にぜひともご一読いただきたい内容となっている。