世界的にスマホアプリ(ネイティブアプリ)を利用するユーザーが拡大している。ECジャンルにおいても同様で、「2020年の全世界でのショッピングアプリの消費時間は、前年比30%成長」とされるほど、スマホアプリを通じた買い物体験は浸透しつつある。

小売り・ECビジネス事業者の間でも利活用が広まっているスマホアプリ。ネイティブアプリはロイヤルカスタマーの育成に欠かせないが、2020年からは国内でもLINEなど、特定のスーパーアプリに複数のアプリが内包される「ミニアプリ」の提供が始まり、ライトユーザーの拡大が期待できるとして注目が集まっている。

本書では小売り・EC事業者を対象に、ネイティブアプリとミニアプリの使い分けを解説している。それぞれの特色や役割の違いを説明しながら、両アプリを併用してファン層を広げている「3COINS」などのパルグループ、ネイティブアプリ導入後に売り上げが前年比50%増になった「BREEZE」などのF・O・インターナショナルの活用事例を掲載。また、ネイティブアプリの効果をEC事業で最大限に発揮するため、アプリ開発やマーケティング支援などを行う2社のサービス内容も紹介している。

EC事業拡大に向け欠かせない、アプリの効果的な活用法を学べる一冊となっている。

・第1章:ネイティブアプリ・ミニアプリの特長

EC事業者がアプリに注力するべき理由、ネイティブアプリとミニアプリの違いや活用メリット、両アプリの使い分けを考えている小売り・EC事業者に向けたEコマースエバンジェリスト・川添隆氏からのアドバイスを紹介。

・第2章:事業者事例

「3COINS」などのパルグループによる、ネイティブアプリとミニアプリの併用事例とミニアプリ導入後に会員基盤拡大につながった理由。「BREEZE」などの子供服ブランドを展開するF・O・インターナショナルが、ネイティブアプリ導入後に売り上げが前年比50%増になった理由や活用方法などを解説。

・第3章:ECアプリ援事業者のサービス概要

EC向けのスマホアプリを提供、もしくは今後活用を考えている事業者に向け、スマホアプリの開発や売上向上支援を行うRepro、ヤプリのサービス内容を紹介。