ビジネスとITは不可分である。今やどんな業務も何らかのシステムによって支えられており、それらに紐づく企画・開発・運用といった一連の実務は増えるばかりだ。一方で、IT化を加速させるリソース(予算や要員など)には自ずと限りがある。数多くのプロジェクトを並行して推進していく中では、それぞれの実態を把握して全体最適を図ることが何よりも重要となるだろう。

もっとも、その実践は一筋縄ではいかない。各プロジェクトの進捗状況や予算の執行状況を把握するのは思いのほか大変だし、とりわけグローバル企業で、IT化案件が各地域に分散する場合は難易度のハードルが高まることになる。とはいえ、何の手も打たなければ競合の後塵を拝するのみ。リソースを最適配分するためにも、そしてカバナンスを効かせるためにも、全体俯瞰~個別詳細のすべての観点で実態を可視化する知恵と工夫が欠かせない。

何かよい手段はないものか──。ここで紹介する資料は、医療用眼科薬などを中心に60以上の国・地域で事業を展開する参天製薬による「合理的で実効的な方策」を分かりやすく解説したものだ。どんな方法で可視化し、どんな実益を享受しているのか。日頃からプロジェクト遅延やコスト肥大化に直面し、抜本的解決策を探っているITリーダーに強くお勧めしたい内容だ。