IT技術を投入することによりDXを推進するのは、大企業のシステム維持のための宿命ともいえるが、将来が安泰とも思えるインフラ事業もその例外ではない。中部電力では電力自由化の波により競争が激化し、経営ビジョンを見直す必要に迫られた。今、特に重要視しているのが、海外事業の拡大と新しい成長分野の確立だ。

 

本資料は、その新しい成長分野の確立を目指すDXのセクションに、認証インフラ担当として取り組むメンバーがアイデンティティ戦略に関して語る動画だ。電力スマートメーターからの取得データを元にAIで分析し高齢者の状態を遠隔で把握できる「eフレイルナビ」。電柱に設置したカメラを使った子供や地域を見張る「みまもりポール」。これら新しい成長分野への進出が行われる中、そのセキュリティ基盤として導入されたのが、TC ID(TSUNAGU Community ID)だ。TC IDは防御点を集約して最新のセキュリティ対策を実施しつつも、一つのIDでグループの様々なサービスを利用できる利便性を備えており、現在でも利用者は右肩上がりに増えている。

 

様々なサービスを支える根幹となるのが先に紹介したTC IDだが、実のところ自社のサービスではなく別のアイデンティティサービスを利用している。様々なサービスを抱える中部電力だが、もともとは各サービスごとにID管理を行っていた。しかし開発やセキュリティ維持に多くのコストがかかっており、その対策としてIDaaSを導入することになった。IDaaSを利用することによるメリットや今後の展望がどのようなものなのか、動画ではデメリットを含め紹介しているので、ぜひご覧いただきたい。