ラジオと言えば、枯れに枯れたコンテンツ。熱心な聴取者(リスナー)はもちろんいるだろうが、取り立てて語るほどでもないのではないか。2020年代も後半に突入した今、YouTubeあたりを使えばいろいろできるじゃないか。そんな固定観念をお持ちの方は多いだろう。

 

いや、ラジオはいまが熱い。確かに、旧来の専用受信機を用いた、電波放送としての勢いは全盛期と比べるべくもない。しかしスマホやPCで番組を聴取できるサービス「ラジコ」が状況を変えた。周辺の電波環境に関わらず、クリアに番組を楽しめ、さらには無料の聴き逃しサービスも備わっている。

 

動画・テレビ放送とはコンテンツの性質が違うことも、忙しい現代とフィットしている。つまり音声なら、仕事をしながら、趣味の作業をしながら───いわゆる“ながら”───で番組を楽しめる。これが若年層リスナーの獲得にもつながっているようだ。 アナログだったラジオがデジタルの力で覚醒。「音声コンテンツ」として復権……と言うこともできるだろう。

 

今回は、そんなラジオ・音声コンテンツの世界をさまざまな統計資料から深掘りしていく。ポッドキャストやオーディオブックといった新しいメディアの動向と合わせて見ていこう。