ビジネスにおけるデータの重要性は、言うまでもない。売上額、商談数やその内容、マーケティングメールの開封率など、どれもが重要なデータである。そして社内IT部門は、各部門で蓄積されているデータを全社で共有できるよう、システム連携のための開発を急いでいる。AI時代を迎え、データの重要性がさらに高まっていることも、追い風になっている。
しかし、営業部門やマーケティング部門の担当者がいざ、その共通データ基盤にログインしても、意図通りの使い方ができない……というのは、これまたよく聞かれる話だ。「せっかく整備したのに現場は使ってくれない」「IT部門は現場の利用実態が分かっていない」───そんな不満を社内にくすぶらせたままでは、困るのは結局、顧客だ。この状況を放置してはならない。
問題の一因と考えらえるのが、“データの孤島”だ。中規模以上の企業となると、各部署が独自に顧客データベースを作るようになっていく。そして部門間の橋渡し役となるIT部門が、これらを集約する流れとなっていく訳だが、果たしてデータウェアハウス(DWH)へ書き出すだけでいいのか? もう一歩踏み込んで何をすべきか、徹底解説しているのが本書である。全20ページの本格的なeBookとなっており、読み応えは十分。現場部門かIT部門かといった所属に関わらず、部門間データ共有でお悩みの方全般に一読をお勧めしたい。
