デジタルテクノロジーが日々進化を遂げ、ビジネスにも大きなインパクトを与え続けている。ある時は、これまで手間暇かかっていた作業の効率を劇的に改善して「従業員がコア業務に集中できる環境」を整えてくれる。またある時は、誰もが考えもしなかった(考えた所で不可能だった)「斬新でスマートな事業モデル」を現実のものにしてくれる──。いずれにせよ企業の競争力にダイレクトに効いてくることは周知の通りだ。

先行優位が顕著に働くゆえに、どの企業も我先にとトライ&エラーを繰り返している。旗印は「デジタルトランスフォーメーション」だ。アイデアの源泉は、世の変化を「ありありと」イメージすることの積み重ねにある。だからこそ、これから旬を迎える技術やその市場規模に常に敏感でなければいけない。
 

2024年に社員の30%がローコード/ノーコード開発ツールを使う

先々を見通す時に大いに役立ち、示唆を与えてくれるのが、調査会社やコンサルティングファーム等が公表している市場予測などの「数字」である。ここで紹介する資料は、IT支出や技術動向など、プレスリリースとしてオープンになっている代表的な指標をまとめたものだ。「日本のIT支出が2024年には32兆円に」そして、その頃には「社員の30%がローコード/ノーコード開発ツールを使うようになる」等々、興味深い予測値が目白押しだ。大きな潮流を具体的な数字でとらえる──すべてのビジネスリーダーにお勧めの内容だ。