DXジャーニー > この先10年の成長計画を描く!
先進CIO/CDOの戦略と実践

■Part1
【Digital Leader's Strategy】
DXに向けて全社業務活動をアジャイルに
─イノベーティブな組織へのシフトに挑むアフラック
アフラック生命保険 取締役 上席常務執行役員 CDIO 二見通氏

“ひとりひとりの人生をサポートする”という商品特性から、きめ細やかな対面営業が重視されてきた生命保険業界。保険証券や契約書類など長年の紙文化もあって、IT化が立ち後れた経緯がある。そうした中、中期経営戦略の中でデジタルイノベーションの活用を掲げて各種施策に取り組むのが、米保険大手Aflac の日本法人、アフラック生命保険だ。情報系システムの整備刷新で土台を作り、全社業務活動のアジャイル化で同社のDXを推し進めるリーダーの二見通氏に話を聞いた。


■Part2
【Progress of DX in Japan】
DXへの取り組みは経営層の危機感が左右する?
IPAが「DX推進指標」の分析結果を公開

2020年12月に公表された経済産業省の「DXレポート2(中間とりまとめ)」は、日本企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みの遅れに警鐘をならすものであった。基礎になったデータは2019年7月の「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート」で、日本企業の95%がDXにまったく取り組んでいないレベルにあるか、DXの散発的な実施に留まっているというのだ。情報処理推進機構(IPA)が2021年6月14日にこの分析レポートの最新版を公開している。1年後の状況はどう変わったのか見てみる。