データ活用の重要性は改めて言うまでもない。生産、取引、流通、開発などあらゆるビジネス領域において日々発生するデータをどう収集し、論理的に活用するのか。集めたデータの量や質はAI技術の性能・精度向上にも直結する。データとAIはまさに不可分な存在であり、企業の将来を占う重要ファクターなのだ。

 

そしてAIは、研究や試験導入の範疇を超え、すでに実益=リターンを生み出していることを忘れてはならない。特に米国企業の間では、AIを駆使した金融投資という意味ではもちろんのこと、社内意志決定、顧客体験の改善などにもAIが広く活用され、経済的な意味でのリターンを得ているという。

 

一方、日本企業の間でも、AIをより積極的に活用しようという動きが広がっている。Webメディア「DIGITAL X(デジタルクロス)」では国内企業のAI活用事例をまとめ、特別編集号として公開。鋳物職人技術のAI代替、ビールの仕込みをAIで自動化する等、最新12事例のほか、専門家によるコラムも掲載。AIについてもう一歩踏み込んだ情報が欲しいというビジネスパーソンにお勧めの内容だ。