企業が収益を拡大させていく上で不可欠な取り組みは何か。ここで、「新しい製品やサービスの市場投入」や「カスタマーエクスペリエンスの向上」を抑えて、「製品/サービスのサステナビリティ向上」がトップに躍り出たことは、今の時代を象徴するものとして極めて興味深い結果といえるだろう──。
こうしたトピックを含め、中堅中小企業や成長企業の経営戦略の実態に迫っているのが、ここで紹介する資料だ。ベースとなっているのは、41カ国28業種にわたる企業(年間売上高10億米ドル未満)の経営幹部1万人を対象にSAPが実施した調査「SAP Insights Midmark et Senior Executive Priority」である。機能面の優位性だけではなく、環境や社会課題への配慮がなされていることが製品/サービスの付加価値となり、ひいては収益向上に結実すると考える幹部層が増えているのだ。さらに、ビジネス変革やサステナビリティ向上を推進するためには、適切なテクノロジーと精度の高いデータの活用が求められると説く。
翻って、読者諸氏が在籍している企業の意識はどうだろうか。グローバルの動向に照らすベンチマーク材料として本資料を読み込めば、自社に欠けていることや、これから優先的に取り組むべきことを洗い出せるはずだ。世界の競合と熾烈な競争を繰り広げている企業をはじめ、中堅中小企業のビジネスリーダーを中心に一読をお勧めしたい。