デジタルテクノロジーの進化と普及は、セキュリティ侵害をはじめとするビジネスリスク拡大と常に背中合わせだ。新たなプロセスやアプリケーション、ハードウェアなどが導入されるたびにシステム構成は複雑になる一方であり、細心の注意をはらおうにも自ずと限界があることを我々は感じている。

 

もはや、どんな攻撃をも未然に防ぐ「完璧」な仕組みなどあり得ない。その前提に立ち、脆弱性や侵害が発生した時に速やかに健全な状態に回復させる能力、すなわち「サイバーレジリエンス」を磨き上げることが生命線だ。言葉でこそ簡単だが、組織として実践し続けるのは並大抵のことではない。

 

ここで紹介する資料は、サイバーレジリエンスを身に着ける10の方策を具体的に解説したものだ。ワークフローの集約、自動化テクノロジーの適用など、実績から導かれたベストプラクティスはどれも興味深い。何が起ころうと、しなやかに立ち回れる企業にこそ競争力が宿る──そんな視点を持つビジネスリーダーに一読をお勧めしたい。