新型コロナウイルス問題は、人々の「買う」という行動や価値観に、大きなインパクトを与えた。パンデミックの最中には、外出による感染の機会を少しでも減らそうと、言わば緊急避難的にECの利用が増加。2023年になって外出自粛の傾向は緩和されたが、しかし専門家の分析によれば、リアル店舗需要の急回復には至っていない。むしろ、店舗販売とオンライン販売の両方が、均等に併用されていくとの予測がなされている。

 

とはいえECと一口に言ってもジャンルはさまざまだ。例えば、個人個人のセンスや趣味によって、買いたい製品が大幅に変わってくるのがファッションECだが、果たして店頭購入と同じような体験を顧客に提供できるのか。店構えによるブランド訴求、試着、熟練スタッフによる製品提案などは、オンライン上では完全再現できない。だが、それでも今すぐできること・やるべきことはある。

 

今回紹介する動画では、アパレル店スタッフによる情報発信の重要性を解説。プロのモデルによるイメージビジュアルとは違う、スタッフならではの“身近さ”が強力な武器になるという。また、そうした情報発信を円滑化するため、ファッションECはどんな開発を行えばいいのか、どんな機能を実装すべきなのかについても学ぶことができる。数年先のEC市場を予測するヒント集として、アパレル業界のEC関係者以外にも広くオススメしたい。