テクノロジーの級数的進化がやまないエンタープライズITの領域では様々なトレンドが重層的に巻き起こり、それぞれを象徴するキーワードもまた次々と登場するのが通例だ。ここ数年でみれば「生成AI」「DX」「ゼロトラスト」などが象徴的だろうか。そして2024年度以降に耳目を集めそうなものの一つに「DAP(デジタルアダプションプラットフォーム)」がある。

企業がデジタルソリューションを導入し、その潜在価値を余す所なく享受するまでの過程を支援する基盤なのだが、少しばかり分かりにくいかもしれない。具体的には、各種の業務アプリケーションにおいて、ガイド表示や自動入力などでエンドユーザーの手間ヒマを軽減したり、操作ログの記録・分析によって効果的利用のボトルネックを見つけ出したりする機能を提供する。つまりは、「企業のデジタル活用を淀みなく進めプロセス最適化へと導く仕組み」であり、換言すればDXを加速させることに本質的狙いがある。

DAPの最前線を分かりやすく解説すると共に、代表的な製品サービスを取り上げてユーザーにとっての価値を深堀りしたのが、ここで紹介する資料だ。「システムは導入が目的ではなく、使いこなしてなんぼ。生産性や収益性の向上につながらないと意味がない」──日頃からそう痛感しているビジネスリーダーにぜひ手にとってもらいたい。