Webサイトは登場以来、多くの価値を我々に提供し続けてきた。ビジネス領域での活用は当然であり、企業にとって経営戦略の重要項目となっている。業種業界を問わず“ユーザーの心を掴む”ことは永遠のテーマであり、企業活動の本質は“心を掴み続ける”ためでもある。そこには正解が存在しない難しさが常に立ちはだかっている。

 

企業活動と深く関わるWebサイトも例にもれず、ビジュアルの華美さや情報量の多さだけでユーザーの心を掴み、目的のビジネスに繋がる時代はとうに終焉を迎えたといえる。社会へのデジタル技術の浸透とともにユーザーも進化し、近年では世界中でデジタルを介した顧客体験が展開されている。展開の場はモバイル、Eメール、SNSなどより広域に拡大し、自社管理のWebサイトもブランド別やECなどターゲットや目的に応じて細分化された運用も常識となりつつある。素早くきめ細やかにユーザーに寄り添うマルチチャネルの施策はビジネスの効果も高い。しかし、より質の高い顧客体験の提供となるとチャネルの組み合わせやユーザーのチャネル間の横断も要し、運用管理は高度に複雑化する。

 

マーケターは与えられた予算で最大の成果を期待され、複雑さを整理し、社会のあらゆる変化を捉えビジネスに反映させなければならない。達成には、ブランドの世界観や適確でゆらぎのない表現、顧客データ一元化など全域に統一が必要とされる。本動画は2024年2月に開催された「デジタルマーケターズサミット2024 winter」にて講演された「2024年マーケティング担当者が知っておくべき WebサイトリニューアルのポイントとWebアクセシビリティ対応の準備」の要所を抜粋してお届けする。

 

デジタルマーケティングの複雑さにはDXP(Digital Experience Platform)が効果を発揮し、近年注目を集めているアクイアのソリューションについても解説している。 本講では、外的な社会の変化についても言及され、拡大する「サードパーティクッキーの廃止」の潮流を筆頭に、マーケターが押さえるべき5つのポイントを掲げる。デジタル技術の進化は速く、長期的な未来予測がかなわない特性をもち、さらに呼応してトレンドや法整備なども目まぐるしく変化する。直近の動きを捉えて確実な近未来に繋ぐ取り組みが肝要であり、実現はマーケターの双肩に掛かっているといえるだろう。マーケターのみならず企業人は本動画をぜひご視聴いただきたい。