組織としてのアジリティ向上を標榜しつつも、複雑化したITインフラの管理や運用に伴う作業がボトルネックになるとの声が漏れ聞こえてくる。その状況を一変させると期待されているのが自動化のテクノロジーだ。IT構成管理とも呼ばれる領域の進化は著しく、煩雑で手間ひまを要していたタスクから人を次々と解放しているのは周知の通りである。

 

もっとも、実際に導入を検討するとなると、大なり小なり抵抗や摩擦が生じるようだ。「テクノロジーは簡単だが、人間は難しい」との言葉が象徴するように、実務現場での思い込みや誤解、変化を好まない風土などが原因で、せっかくの変革のチャンスを先送りにしているケースが散見されている。

 

ここで紹介する資料は、「現場からの声」にフォーカスしながら、IT自動化をうまく導入し定着させるためのポイントを分かりやすく解説したものだ。第1章にある「IT自動化にまつわる4つの誤解を払拭」の項など、身近で見聞きすることばかりが並んでいて思わず読み込んでしまう。まさに今、注目すべき分野の最新事情を理解するためにも是非、手にとってほしい。