システムの構成要素は複雑になる一方であり、それに伴って運用業務の負荷も高まるばかり。ビジネスのスピードアップやDX(デジタル変革)の推進、環境負荷の低減など様々なプレッシャーが交錯する中で、IT運用を合理的にモダナイズすることは焦眉の急だ。属人化したプロセスの排除や、トラブルシューティングの精度アップといった文脈で期待と注目を集めているテクノロジの一つがAIであることに異論はないだろう。
では、現時点でのIT運用におけるAIの実情と展望とはどのようなものか。それを明らかにするために、ITリサーチ企業の米Enterprise Strategy Group社は360人のITプロフェッショナルに調査を実施。そのエッセンスをまとめたのが、この資料だ。
「チームは自動化とAIの導入にメリットがあると認識しているが、ほとんどの組織にとってIT運用は依然として複雑である」「AIの導入によって運用を高速化できるが、課題は残る」といった4つのトピックを挙げ、それぞれ詳細な調査結果によって深い洞察を加えている。IT領域で先行している北米組織の実情を知ることは、日本企業がこれからの指針を定めるうえで大いに役立つだろう。運用担当者のみならず全てのデジタルリーダーにお勧めだ。