DX（デジタルトランスフォーメーション）の必要性が叫ばれて久しい。厳しい市場競争を勝ち抜くため、企業は最新テクノロジをビジネスに活かそうと躍起になっている。もっとも、斬新な事業モデルや、それを支える業務システムだけで、アドバンテージを維持できるわけではない。

何よりも、企業の成長を支えているのは従業員一人ひとりの力だ。人材の流動性が高まっている昨今、「その組織で働き続けたい」と心から思える理由、すなわち働き手を惹き付ける「求心力」がなければ、未来はおぼつかない。魅力的な待遇や職務環境はもとより、個々の成長願望に寄り添う姿勢と、それを実直にサポートする企業にこそ真の競争力が宿ると言ってもいいだろう。

AIとビッグデータを応用するなど、従業員の成長や将来展望を支えるテクノロジ、いわゆるHRテック（Human Resources Technology）が活況を呈しているのは朗報だ。ここで紹介する資料では、デジタル時代の人材像と企業の求心力との関係をあらためて整理。時流に沿った新たなスキルや知識を習得する「リスキリング」が大きな関心を集める中で、HRテックが秘める可能性を図解している。人材こそ競争力の源泉と考えるビジネスリーダーに是非手に取ってほしい。