企業におけるDX化は、新型コロナ禍を機に急速に浸透し、テレワークの普及も追い風となって一気に進展した。それに伴い、ネット上を行き交うデータ量が劇的に増加し、その管理がより一層重要になっている。特に顧客データの取り扱いにおいては、コンプライアンスやセキュリティの観点から、厳重な管理が求められる。

 

その上で、データを活用しやすい環境を整えることで、マーケティング分析や顧客エンゲージメント、生産性の向上といったさまざまな効果が期待できる。これを実現するためには、CRMやカスタマーサポートの対応履歴、会話データ、マーケティングオートメーション、広告などの情報を統合する必要がある。こうした統合により、BtoBやBtoCビジネスを問わず高度な顧客管理が可能になる。

 

本編では、データ統合をする過程の苦労やノウハウをを解説するだけでなく、クラウドデータとして実際に統合することで得られる効果を具体的に紹介している。企業規模にかかわらず、部門横断でのデータ活用やAIの活用、ローコード・ノーコードでの機能追加が可能な新しい顧客管理の世界に、ぜひ触れてほしい。