少子・高齢化のあおりを受けて、多くの企業が人材難・人手不足に苦しめられている一方で、政府は「労働時間の短縮・適正化」を声高に訴える──。
市場での厳しい競争と対峙しながら、常に右肩上がりでの成長を強いられる企業にとって、昨今の日本の状況はきわめて厳しい。果たして、社員の労働時間、とりわけ、会社の売り上げを支える営業部門・営業担当者の労働時間を削りながら、収益を維持・拡大することは可能なのだろうか。
その答えは、「ITの力を借りれば」という条件付きでイエスである。実際、多くの企業が、CRM/SFAソリューションというITの力を借りて、営業部門・営業担当者の生産性や仕事の能率をアップさせ、残業時間の圧縮と売り上げ増進を両立させているという。しかも、さらなる成長を目指す気鋭の企業ほど、CRM/SFAの導入に積極的であるようだ。
とはいえ、ここで多くの方が、こう思われるに違いない。
「すでに、表計算ソフトやメール、スマートフォンなど、一通りのITツールは営業部門に導入してある。どうして、CRM/SFAなるものの導入が必要なのか。それで何がどう変わるのか」──。
そんな疑問への解を一冊にまとめたのが、本誌「SaaS完全ガイド CRM/SFA編 2018 No.1」だ。内容をご一読いただければ、CRM/SFA導入が「なぜ必要なのか」はもとより、CRM/SFA市場におけるリーティングプロダクトの動向、さらには、CRM/SFAとの連携によって、新規顧客開拓に新しい流れをもたらしつつあるマーケティングオートメーション(MA)ツールの今を、つぶさにとらえることができる。CRM/SFAを巡る疑問を一挙に解消したい──。そう考えるなら、ぜひ、ご一読を。