ほとんどの企業では、Webサーバになんらかの防御策を施している。にもかかわらず「悪意」は防御を巧妙に突破し、Webサイトの「改ざん」被害に遭うケースが多くなってきている。残念ながら「悪意」は日々進化しており、虎視眈々とWebサーバ侵入・Webサイト改ざんを狙っているのだ。

　従来の定期監視型改ざん検知では、タイムラグやバックアップによるサーバ負荷が発生していた。そこで注目したいのが、「常時監視型」だ。監視対象への変更・追加・削除イベントの発生と同時にシステムが作動するため、1秒以内の瞬間検知・瞬間復旧が可能。しかもイベント発生まで待機状態なため、サーバ負荷がほぼないのもメリットである。

　本書ではWeb改ざんに特化して瞬間検知・瞬間復旧を実現する常時監視型ソフトウェア「WebARGUS（ウェブアルゴス）」を紹介する。同ソフトウェアは防御の壁をも乗り越える未知の「悪意」に対して有効性を発揮する。「防ぐ」防御だけでなく「耐性を高める」対策も備えることによって、堅固なWebサイト運営を可能にする。ぜひWebサイトを運営する多くの企業に「WebARGUS」を知っていただきたい。