「CloudNative Days」とは

 CloudNative Daysは2018年4月、「JapanContainerDays(JKD)」(KはKubernetesの頭文字)として始まりました。

 2018年と言えば、2013年に登場したDockerを発端とするコンテナ界隈の急速な変化が、標準仕様の策定やオーケストレーションツール「Kubernetes」への収束により、ようやく落ち着きを見せつつある時期でした。

 その一方で、より多くのサービス/ソリューションが提供されると同時に、本格的なハイブリッド・マルチクラウドの活用が進み、マイクロサービス化の動きも拡大をみせていくことが想定されました。
 そこで、Kubernetes/Dockerを中心としたコンテナ活用の現状をひとまとめにし、技術コミュニティが主導する開発者のためのベンダーニュートラルなイベント「JapanContainerDays」が生まれたのです。


・ 開発者とテクノロジーが主体 そのコンセプトは、大きく下記の3つです。

 インフラ/アプリを問わずコンテナに関係する開発者がメイン
・ 互いの技術・コミュニティを尊重する
 コンテナエコシステムを形成する数多くの技術やソリューションを歓迎
・ ベンダーニュートラル
 特定企業の製品/サービスに偏らない広い知見を(スポンサーセッションを除く)
・Meetup、Conference、Trainingの複合イベント

 すでに国内で活動中の主要な技術コミュニティをベースに、先進ユーザーによる活用事例、ベンダーによる製品/サービスの最新情報などを取り混ぜた技術交流の場としてイベントを盛り上げています。
 

過去の開催

 「JapanContainarDays」は2018年の4月と12月の2回、2019年からは「CloudNative Days(CND)」と名称を変え、福岡・東京・大阪で開催されました。2020年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により福岡と大阪での開催を断念し、初のオンライン開催となりました。
 CloudNative Daysは開催ごとに参加登録者を増やし、今年は3,500人を超える登録者、2,300名を超える参加者を集め、国内最大級のエンジニア向けテックイベントとして認知されてきています。

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本PDFでは、2020年9月8日〜9日の2日間にわたり完全オンライン開催された「CloudNative Days Tokyo 2020」について、キーノートセッションを中心にレポートしています。