建設業界がデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを一気に加速している。狙うのは、BIM(Building Information Modeling)データなどを活用したビルや都市の「デジタルツイン」を核にするスマートシティの実現だ。少子高齢化を背景にした人手不足の解消にもデジタルツインを活用する。建設業のDX最前線をお届けする。

インタビュー1
清水建設、豊洲スマートシティに「建物OS」を投入
“人の幸せ”につながるデジタルツインを構築へ
インタビュー2
竹中工務店、より「まちづくり」を意識した取り組みを加速
パートナーシップ強化でニューノーマル時代への適応目指す
インタビュー3
戸田建設、エネルギー課題などを取り込んだデジタルなまちづくりを
デジタルが持つ可視化の力を活かし住民も気付かぬ課題やニーズを先取り

UseCase
■ 東急不動産、東京ポートシティ竹芝に20種類以上のITサービスを導入
■ 三井不動産、オフィスビルの高付加価値化に向け5Gを活用へ
■ 三菱地所、住居から目的地までドア・ツー・ドアの都市型MaaSを実証実験
■ 近藤建設、注文住宅の顧客との関係強化を目的に入居者向けスマホアプリを導入
■ 鹿島建設、施工現場の進捗管理に向けたデジタルツイン基盤を構築
■ 鴻池組、IoT建機のBIMモデルに基づく施工を実証
■ 大和ハウス工業、施工現場の作業負担軽減を目的に遠隔管理を実証実験