多くの企業で喫緊の課題として取り組みが進められているデジタル変革(DX)。大雑把に言えば、デジタル技術をビジネスに活用するということだが、DXが進むということは、それだけシステムやサービスの数が増えるということを意味する。
そうしたDXの推進に伴うシステム活用の拡大は、ITサポートを担う情報システム部門に多大な負荷をもたらしている。日々、ユーザーからの問い合わせ業務に忙殺され、ビジネスに貢献するIT化どころか、ヘルプデスク業務の効率化にさえ着手できない状況にある企業も多いのではないか。
言うまでもなく、システムやサービスは導入してすぐ効果を発揮するものではない。マニュアルや運用ルールの整備、社内ユーザーへのトレーニングなど、システムやサービスを活用できる環境を整える必要がある。もちろん、そうした環境整備には相応のリソースが要求されるわけだが、急速なIT導入はITサポート部門のリソースを枯渇させ、サポート品質の低下を招きかねない。
DXを加速しつつ、ITサポートの品質も向上させる。この背反する命題を両立できなければ、その企業は早晩“DX疲れ”に陥ってしまうだろう。企業体質をDXに向けて最適化するうえで、ITサポートの強化は真っ先に検討すべき事項である。本資料では、DX化で懸念されるITサポートに関する7つの課題と、それを解消するための4つの方策について解説する。ITの導入・定着が思うように進まないとお悩みの企業担当者は、ぜひご一読いただきたい。