建設業界の課題は多い。都市部の再開発などで建設需要こそ堅調だが、深刻なのが人材不足だ。日本の少子高齢化が加速していく中で、建設に関わる人材をどうやって確保するのか。より少ない労力でどのように業務を効率化するのか。鍵はデジタルトランスフォーメーション(DX)だ。

 

DXはオフィス内業務の効率化に限った話ではない。製造、物流、販売などあらゆる領域の業務スタイルを変えうる。建設業界で進む、ドローンの活用はその一例だ。測量、工事現場における進捗管理などはすでに商用化・実用化の領域に達しており、今後は運搬ドローンの登場が期待されている。

 

「デジタルツイン」も注目のトピックだ。もともとは製造業の分野で広がった概念だが、これを都市全体レベルに拡大させ、将来のスマートシティ構築に役立てようという研究が進んでいる。こうした建設業界DXの潮流を学ぶのにうってつけの資料が、このほど公開された。ドローン専門メディアの「ドローンジャーナル」、最先端IT技術の動向を追う「DIGITAL X(デジタルクロス)」のタッグによる特別編集冊子で、2022年6月開始のドローン登録制に関する特集記事も掲載する。