デジタル技術を軸に、ビジネスや生活のあり方を変革させる──いわゆる「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の潮流は、日本でも確固たる存在となりつつある。民間企業はもちろん、政府・地方自治体、さらには教育機関など、さまざまな団体が独自のアプローチでDXに取り組んでいる。もちろん、これは製造業(メーカー)も例外ではない。

 

製造業にとって最も分かりやすいDXは、業務システムのクラウド化、IoTの積極的な導入、売り切り型からSaaS型へのビジネスモデル転換などだろう。だがITの世界における技術的進化のスピードは凄まじい。変化し続ける市場へいち早く対応できるだけのアジリティ(俊敏さ)、困難な状況を受けとめられるだけのレジリエンス(柔軟性)こそが重要だと説くのが、ITコンサルティング大手のAvanade(アバナード)だ。

 

Avanadeがこのほど公開したホワイトペーパーでは、プラント建設業大手の千代田化工建設株式会社がIIoT(Industrial Internet of Things、産業分野向けIoT)ベースの新事業に取り組む事例を解説。さらには、製造業のDXにおける5つのポイントについてもまとめている。変化の時代を勝ち抜ける製造業とは、どんな姿なのか? その一端を探る上でのヒントとしてご活用いただきたい。