近年、色々なサービスを利用する際にオンライン本人確認「eKYC(electronic Know Your Customer)」を求められることが増えてきた。そしてコロナ禍により、さらにそれは拡大・加速してきている。銀行の口座開設や中古買取などサービスの利用開始や会員登録時、本人確認のために運転免許証など写真付き身分証の提示やコピーの郵送が求められることがあったが、eKYCでは身分証明書のスキャン画像をスマートフォンから送付したり、ICチップに搭載された電子証明書を利用したりして、身元の確認を行う。
しかし、利用者と事業者の両方で、この方法のオンライン本人確認にリスクはないだろうか。利用者が身分証明書の記載内容を改ざんしていないだろうか。写真の貼り替えなどはいとも簡単にできてしまう時代である。また画像の送付方法にリスクはないだろうか。たいていアップロードする仕組みが用意されているが、はたして安全な方法で送信され、安全な場所に格納され保管されるのだろうか。このように利用者と事業者の両方において疑念が残る状態では、利用者はサービス利用に二の足を踏むだろうし、事業者は送られてくる身分証明書を半信半疑の目で見ざるをえない状態となり、サービス継続がおぼつかなくなっていくかもしれない。
オンライン本人確認を実施するにあたり、「なりすましの防止」ができることは重要なポイントだ。そのためには、本人確認のための身分証明書をテクノロジーと、場合によっては目視のチェックも入れることで原本であることを確認できる方法が望まれる。そこで本資料「eKYC 入門ガイド」で紹介しているeKYCサービスの導入を検討してはいかがだろうか。多様なUIと様々なAPIの組み合わせにより、利用者と事業者の両者にとって、手間もコストも負担にならないeKYCを享受できる。入門ガイドと銘打っているだけあり、サービス紹介だけでなく、eKYC全般について理解できる必読の内容となっている。