コロナ禍を背景に加速度的に進展したデータのクラウド管理化は、事業環境を大きく変えることになった。しかし、そうしたデータを組織内でいかに連携させるかに課題を抱いてはおられないだろうか。
変化を続ける市場に応え、的確な経営判断をしていくためには迅速な意思決定が不可欠だ。判断に求められるスピードは日増しに速度をあげており、日々蓄積されていく各種データをいち早く共有化するための仕組みづくりが急務となっている。しかし一方ではサイロ化が話題になっているように、データドリブンな組織づくりは一筋縄ではいかないという現実もある。
本書はそうしたデータドリブンな組織づくりへ向けた具体的な取り組み内容を3つのポイントから解説している。持続発展的にデータ連携を強めていくためのチームマインドの育て方も具体的だ。仕組みと取り組み方の両面から攻めるアプローチ術は、管理・経営層それぞれにマネジメントのヒントをもたらしてくれるに違いない。