数多くのサービスがオンラインで提供、あるいは連携して運用される今、サーバートラブルを未然に防ぐことはCXの観点からも欠かすことのできないものとなった。

 

サーバー監視はシステム運用で欠かせない。しかし、クラウド化の進展に伴い状況が一変。サーバー単体の監視だけでは異常発生時のサービスへの影響が把握しきれなくなってきている。本書ではクラウド時代ならではの進化を遂げた監視サービスとして「Mackerel」を紹介している。

 

「Mackerel」は数千台規模のサーバー管理を効率化するために生まれたというサービスだ。マルチクラウド環境による管理体制の構築は今や珍しくないものだが、各プラットフォームの情報を一元管理したり、機械学習を利用した高度な監視とサポートも盛り込まれているという。

 

徹底してユーザー視点にたった監視を特徴としており、UI設計には同社の運用ノウハウを盛り込むことで、直観的な操作・使用が可能となっているという。SlackやMicrosoft Teams、Chatworkとの連携にも対応し、情報共有のスピード化や、チームや事業が必要としているデータの管理も可能。組織的な運用が実現できる点も、様々なユーザーによる運用を後押しする。

 

資料内では既存のサービスと組み合わせた運用事例が複数紹介されており、柔軟かつ幅広い応用と展開も期待できそうだ。業務の効率化や安定した事業展開の要となるサーバー運用だが、より積極的な利用に目を向けてみてはいかがだろうか。