ITはもとより、多くの業種で問題化している人材の不足。加えて残業時間を巡る上限規制が強化される動きがあるなど、業務の効率化と生産性の向上は、多くの企業で一層大きな課題となってきている。

 

これまでと同じ時間で仕事量をどれだけ増やせるのか。業務効率の向上は経営層にとって、大きな命題である事は言うまでもない。業務の効率化から業務の“自動化”に注目が集まっているのも自然な流れであるといえるだろう。

 

具体的な課題や実践例も見えてきている。従業員1000人以上の企業を対象にした調査では、業務自動化の目的として「全社的な業務変革の実現」「人為ミスの削減」の2つが挙げられるケースが圧倒的に多かったという。また一方では生成AIの業務活用を巡り、文書の作成だけでなくイントラネット内に蓄積されているナレッジの要約やコールセンター業務への応用などのチャレンジもはじまっているという。

 

本資料は、業務改革やデジタルトランスフォーメーション(DX)に明るい識者たちの講演・発表会のレポート集である。アンケートをもとにした企業動向分析、官公庁による中小企業DX支援の実態、中小企業におけるDX強化へ向けた視点解説、そして大手企業による事例まで、幅広いテーマを取り上げている。「業務効率化/自動化“ムリ・ムダ・ムラ”解消の極意」の名のとおり、業務効率化・自動化を急ぐ担当者にとっても具体的な取り組みや施策を知る資料として、大いにお役立ていただけることだろう。