AIに関わるテクノロジーの進化は目覚ましく、実務の現場を大きく変えようとしている。例えば最新のエージェント型AIを使えば、各種の業務フローを自律的に管理するだけでなく、全体最適の視点で新たな業務フローを定義することもやってのけることだろう。これは、臨機応変な意思決定などヒトがより戦略的なミッションに集中できる環境を創り出すことを意味している。決してヒトが脇に消えることなどない。

 

本書は、時代の大きな節目で今起ころうとしていることを「自律型ビジネスサービス革命」と位置づけ、プロセス、そしてヒトの役割がどう進化するかを解説したものだ。調達、財務、人事、GBS(グローバルビジネスサービス)といった具体的な業務を例にとり、それぞれ定量的な数字も織り交ぜながら新たな実像を示している。

 

一貫しているのは、「AIは導入するだけではなく、いかに適切に運用するかが重要」という主張だ。AIを筆頭とするテクノロジーを追い風に受け、それを成長の推進力とするためのポイントが随所に語られており、示唆に富む内容だ。