今日の企業ではリモートPCアレイ環境も含め、ノートPCやデスクトップの多くのエンドポイントデバイスが日々業務に活用されている。また、それらを取り巻くセキュリティリスクは運用台数・活用範囲の高まりに比例して高まっている。

 リスクはランサムウェアに代表される業務停止を目論む非常に悪質な事象だけでなく、OS等のバージョンアップ時におけるデータ消失など、起こってしまった場合の企業における経済的損失は計り知れない。

 本書では、エンドポイントにおけるバックアップによるリスク低減効果を推奨するとともに、実施における課題と注意点を解説する。情報システム部門だけでなく、企業内でのリスクに対する啓蒙活動にも役立てる内容となっている。