スマートフォンの台頭、消費者の買い物スタイルの多様化などによって、ECサイトでの買い物体験の善しあしがコンバージョンに直結する時代になった。そんな環境下において、コンバージョンをアップさせる1つの方策として効果的なツールと言われるのが「サイト内検索サービス」。売上規模の大きな事業者ほど、サイト内検索の善しあしが売り上げに与える影響が大きくなる。市場にはさまざまなツールが存在するが、ある程度事業規模が大きなECサイトは、どのような基準でサイト内検索サービスを選べばいいのか。本書では比較表やインタビューなどで、そのヒントをまとめている。

今回のホワイトペーパーの提供元であるNTTレゾナントが行った、サイト内検索に関する消費者調査によると、次のような消費行動が判明している。

・サイトにアクセスして商品を探す際、まず検索窓からキーワードを入力して検索する人 → 79%

・キーワード検索した際、検索結果から欲しい商品が見つけられなかった経験がある人 → 56%

・検索結果から欲しい商品を見つけられなくて、購入をあきらめた経験がある人 → 43%

『ネットショップ担当者フォーラム』編集部が資料にまとめた5社のサイト内検索サービスをまとめた表によると、各社の主要機能にはあまり大きな差異はないと言える。だが、「主な機能に差がないなら、価格的に安いサービスを導入しよう」と考えるのは早計だ。

サイト内検索サービスの導入や運用には、商品マスターの整備やオペレーションの負荷など、手間とコストがつきまとう。一度導入すれば、そう簡単に他社サービスへ乗り換えるのは難しくなる。サイト内検索サービスの導入で失敗しないためには、どのような観点でサービスを選べばいいのか。本書を参考に、サイト内検索サービスの選び方のヒントを見つけてほしい。