新旧混在するOTシステムのセキュリティ強化に、どう取り組むべきか。海外の動向や各重要インフラ事業者の具体的な対策、そしてそれらを支えるソリューションについて本冊子でまとめています。明らかにフェーズが変わる2020年、是非OTサイバーセキュリティに関わる方々にはご一読いただきたい内容となっています。

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■特集1:米国アイダホ国立研究所と国内有識者のラウンドテーブル取材!
『16の重要インフラを守る米アイダホ研究所のセキュリティ戦略』
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<参加者>
・Zachary D. Tudor 氏(米アイダホ国立研究所)
・新 誠一 教授(電気通信大学)
・渡辺 研司 教授(名古屋工業大学)
・佐々木 弘志 氏(IPA 産業サイバーセキュリティセンター)

 米国アイダホ国立研究所(INL)のZachary D. Tudor 氏の来日に伴い、
INLのサイバーセキュリティへの取り組みや、米国の重要インフラ防護(CIP)などについて、国内の有識者を交えラウンドテーブルディスカッションの形式でお話を伺った。

 全米では、今、先端的な次世代製造技術の研究開発や多様なシーンに応じたテストベッドの設置、重要インフラのレジリエンス(素早い回復力)対応やシステムのリスク評価とエンジニアリング手法など、国家安全を守るための5つの先端サイバーセキュリティプロジェクトが走っている。国家安全や重要インフラのサイバーセキュリティを、どう確保すべきか。重要インフラ間の相互依存性に関する役割・責任分担やサプライチェーンリスク、プロジェクト予算と進め方など米国の動向をぜひ参考にしていただきたい。

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■特集2:予定していた講演を編集部が取材レポート!
『重要インフラサイバーセキュリティコンファレンス レポート』
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★本コンファレンスは新型コロナウィルスの影響により開催中止となりました。
 講演予定だった20セッションを編集部による取材でレポートしています!

<掲載記事の一部をご紹介>
■中部電力
『中部電力が挑むOTサイバーセキュリティ
 ―社内防御体制と外部連携を強化』
■大阪ガス
『大阪ガスが「G20」での特別対応で得た知見を公開
 ―常態的なセキュリティ基盤の強化に活かす』
■経済産業省・情報処理推進機構
『増大するサプライチェーンリスクにどう取り組むべきか』
■SANS Institute
『ニュージーランドにおけるICS環境の セキュリティへのアプローチ』
■日本原子力防護システム/森ビル/NTTコミュニケーションズ
『ビルシステムからその他の産業制御システムまで、
 ―セキュリティ対策チェックと計画立案に有効なガイドライン』
■ジェイティ エンジニアリング株式会社
『OTセキュリティの基本は リスクアセスメントで現状を把握することから始まる』

など全20講演分を取材レポートしています。