「新型コロナウイルスのパンデミックの中、消費者は自身の意見を積極的に発信するようになってきています。ブランドに対し、自らが何を求めているかを伝えています。ブランドにどのように対応して欲しいか、声を上げています。そしてブランドは適応することを迫られており、出来なければ脱落することになります」──これは、ここに紹介する資料の一節だ。

その指摘通り、従来とは異なる生活様式を強いられた一連のコロナ禍を機に、消費者の思考や行動などのパターンも大きく変化したとされる。企業がこの転換点をチャンスとするためには、消費者の会話から得られる情報に基づいてニューノーマル時代に適応していくこと、もっと言えば、今こそデータドリブンな経営体制へと自らを変容させることが不可欠となる。

具体的には、何をしていかなければならないのか。ここで重要なヒントを与えてくれるのが本資料「2021年版 コロナ禍における顧客理解の変化を調査した最新動向レポート」だ。全世界を対象とする1000人以上の調査結果、50人以上の専門家・有識者の意見といったものを総合し、ニューノーマル時代に適応していくために必要な5つの視点を分かりやすく解説している。

なぜ顧客の会話がブランドにとって極めて重要か?にはじまり、データに基づいたインサイトの重要性、そしてこれからの顧客と企業との関係性のあり方などに迫る内容は読み応え十分だ。エリア別や業界別の最新動向に言及している点でも興味深い。CRM(顧客関係管理)やMA(マーケティングオートメーション)の今後の指針としても読める本資料は、すべてのビジネスリーダーにお勧めだ。