コロナ禍を機に、多くの企業がオフィスへの出社を前提とした働き方からテレワークに急激に舵を切ったのは周知の通り。当初は混迷があったものの、試行錯誤を重ねることによってルールやマナーも醸成され、新しい働き方として現場に根付いた感がある。場所や時間に縛られない柔軟な働き方によるワークライフバランスの改善や人材の確保といった面での効果も期待でき、今後テレワークはメインストリームとして定着することだろう。

 

もっとも、今のテレワーク環境が万全だと断言できる企業はそう多くない。より濃密で躍然たるコミュニケーション、業務に必要なファイルの集約、社内外の関係者とのスムーズな共有、使い勝手を犠牲にしないセキュリティなど、テレワークの継続と拡大に向けて取り組むべき課題があるとする声は引きも切らず、これからがニューノーマルに向けた正念場だ。従業員の生産性やモチベーションの向上は企業の競争力に直結する。今だからこそすぐ見直しのアクションを起こすべきではないだろうか。

 

現状の課題を解決するためにどこから手を付けるべきかを検討する際には「世の中の実態」をベンチマークするのが正攻法であり、是非、一読してほしいのが本資料だ。内容は、300社を超える企業を対象に「リモートワークの実施状況や課題」を調査した結果を多角的に分析したもの。テレワークの定着や拡大を阻む7つの課題が浮き彫りになっており、それぞれの解説とともに解決の道筋にも焦点を当てている。これからのワークスタイルのあり方に関心を寄せる全てのビジネスリーダーにお勧めしたい。