Googleが開発・提供している「Chrome ブラウザ」は、ビジネス現場での利用が広がっている。セキュリティを重視しつつも、それでいて利便性を犠牲にはしていない。そうした優秀さが評価されてのことだが、中でも象徴的なのが「拡張機能」の充実ぶりだ。単体では非常にシンプルなChrome ブラウザに対し、より高度な機能を追加する目的で利用されている。

拡張機能の恩恵は大きいが、悪意ある第三者によるマルウェア的拡張機能が混入する可能性はしかしながらある。そこでChrome ブラウザでは、管理者が拡張機能のインストールを制御する仕組みが用意されている。現在では「権限」に基づいたコントロールが可能となっており、許可リスト／拒否リスト式よりも効率的な運用が実現した。実際、Googleの社内ITチームでも導入され、業務効率アップに大きく寄与したという。

Googleでは、この「権限」ベースの拡張機能管理について、日本語で学べる資料を公開している。どのような制御ができるのか、そして実際に組織内で導入するにはどんな手順を踏むべきかのかが、コンパクトにまとめられている。Google社内でも利用されている新手法を知るための絶好の資料、ぜひご活用いただきたい。