新型コロナウイルス問題の発生は、消費生活に大きなインパクトを与えたが、ECの更なる普及・浸透は最たるものだろう。当初は感染リスクの回避が主目的であったはずだが、今やそのフェーズを超えた。利便性、コスト、時間短縮などあらゆる面で、消費者は店頭販売とECを比較し、メリットの大きい方を選択している。

 

こうして変化しゆくEC市場の動向を、データ分析のアプローチで解説しているのが本書だ。膨大な数のECサイトを実際に調査し、どんなサービスを提供しているのか豊富な図表と共にまとめている。具体的な項目は以下の通りだ。

 

・EC売上高ランキングTOP 100社を一挙公開
・なにかと気になる送料設定、あの業種・企業の送料無料ラインは?
・決済手段の導入度を調査、8割以上がクレカ決済と代引を導入する一方で

 

ECへの新規参入を検討している企業の担当者にとって、どれも気になる情報ばかり。もちろん、ECを展開中の企業にとっても、市場動向の把握は重要な作業であり、ベンチマークとして本書を有効にご活用いただけるだろう。

 

ECに参入する企業は多く、市場競争が熾烈なのは言うまでもない。そこでどう勝ち抜くのか、生き残るのか。そのヒントを見つけるためにも、本書をはじめ様々な情報をチェックしてみてほしい。