現在では、業務には必ず何らかのデジタル技術が介在している。帳面と鉛筆だけで業務を遂行することは不可能ではないが、極めて非効率であるこことは容易に想像できるだろう。つまり、現代のビジネスは先進企業でなくとも、デジタルなくして生産が実践されないともいえる。

 

振り返れば、PCがスタンドアローンで使用され、一人一台の支給でもなかった時代からMicrosoftはビジネスシーンで有用なオフィススイートを開発・供給してきている。1990年リリースのOffice1から始まり長年に渡る実績から、競合製品や互換代用品はあるもののデファクトスタンダードと言っても差し支えない。現在では、Microsoft Office製品ラインのサブスクリプションサービスであるMicrosoft 365へと進化し、より広域にクラウドサービス、高水準の情報セキュリティをひとつにまとめたソリューションとして市場に投入している。世界中の企業組織に受け入れられているが、日々の業務で触れるMicrosoft 365のデータ消失や漏洩について組織内で議論した経験はあるだろうか?

 

本書「Microsoft 365のバックアップが重要な7つの理由」では、Microsoft 365データの保護を必要とする理由について解説する。前述のとおり、多くの組織がMicrosoft 365に全幅の信頼を寄せ、情報セキュリティにおいても不安を抱かず「Microsoftがすべて対応してくれる」と言う認識をもって利用しているかもしれない。しかし本書ではそこに「大きな誤解」があると指摘する。現実には、Microsoftは地理的冗長性の提供によるインフラストラクチャに関する範囲に留まり、Microsoft自身も「データとIDを所有するのはあなたです」と明確に宣言している。様々なセキュリティ脅威からの保護の必要性を強調し、さらにITプロフェッショナルへの聞き取りから上位に挙がる“7つの脆弱性”について深掘りし、具体的な対策を示す内容となっている。