顧客ニーズは常に変化している。サービスを提供する企業は、そうした顧客ニーズの変化はもとより、高まり続ける様々な要請に応えるため間断ないサイクルでシステムを改修、ITインフラを強化することで応え続けている。しかし、現実にはシステムの継続性、開発人材の育成などの課題に直面しているケースも数多い。
100年以上の歴史を誇る、ある大手物流企業もまた、そうした大きな流れの例外ではなかった。いわゆる「オフコン」を中心とした基幹システムを構築し、30年以上に渡って運用を続けてきた同社ではWebアプリケーション開発にJavaを用いるなどして都度対応するも、開発スピードの更なる高速化・短期化の必要に課題を抱えていた。
この老舗物流企業が、次なる道に選んだのが「ローコード開発プラットフォーム」の導入であった。これにより1件あたり平均3カ月かかっていたWebアプリの開発期間が1カ月ほどにまで短縮。開発担当者のスキル習得にかかる時間も短くなったという。さらには出荷指示システムの改良へと至り、いよいよ「倉庫DX(デジタルトランスフォーメーション)」への道が拓けてきた。本資料は、こうしたシステム更改の実情とその取り組みに迫る担当者インタビュー集だ。現場のリアルな声を支えたプラットフォームとその活用の在り様は、ローコード開発への取り組み方や考え方を掴むうえで大きな力になってくれることだろう。