クレジットカードの不正利用の増加、「EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)」の導入必須化、安心・安全な決済環境を求める消費者の声――。決済周りを巡るECビジネスの環境はここ数年で大きく変化した。

 

国内で発行されたクレジットカードの不正利用は増加。一般社団法人日本クレジット協会の調査では、2024年の被害額は前年比2.6%増の555億円と過去最高を記録し、被害額の約9割をECが占めている。

 

ECサイトでクレジットカードの不正利用が発生すると、チャージバックによって売り上げが取り消される場合があり、クレジットカードの不正利用はEC事業者にとって深刻な影響をもたらし、対応すべき喫緊の課題でもあるのだ。

 

こうしたなか、消費者に安心・安全で便利な決済体験を提供するために、EC事業者はどのような対策を行うべきなのだろうか。不正取引対策として重要な取り組みの1つが、クレジットカード利用者の本人認証を行う「EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)」の実装。さらに忘れてはいけないポイントが「ユーザー体験を損なわない」ことである。不正取引を防ぎつつ、ユーザー体験にも配慮し、コンバージョン率の最適化を図ることが重要になる。

 

しかし「『EMV 3-Dセキュア』導入でカゴ落ちが発生するのではないか」「セキュリティとユーザー体験の両立は具体的にどうすれば良いのか」と考える事業者も少なくない。

 

ここで紹介する資料は、国際カードブランドのVISA、JCB、Mastercardの3社、「EMV 3-Dセキュア」を導入してセキュリティと利便性を両立する総合ECモール「Qoo10」を運営しているeBay Japan、リスクプロダクトを提供するAdyenへのインタビューを掲載。各社の取り組みを通じて、セキュリティ対策、ユーザーの利便性向上、企業やブランドへの信頼度アップ、カゴ落ち防止+CVRアップなどを実現するためのポイントや、EC事業者の悩み・課題解決につながるヒントが得られるはずだ。