不確実性が高まる現代、経理財務部門は大きな転換期を迎えている。従来の「過去を正確に記録する」という役割だけでは、もはや企業価値の向上に貢献することは困難だ。多くの現場では、複雑化するグローバル税制への対応や深刻な人手不足、属人化したExcel作業といった構造的な課題に直面し、本来注力すべき「戦略的な意思決定支援」にリソースを割けていないのが実情だろう。
本資料は、2026年3月に開催された「次世代ファイナンス戦略×AI活用セミナー」の講演内容を凝縮したレポート集である。ASIMOV ROBOTICSによる「AIをマネジメントする」という新時代の経営視点をはじめ、先行企業の具体的な実践知が多数収録されている。
例えば、旭化成が取り組む「AI-OCR×BPO」を組み合わせた年間36万件におよぶ伝票処理の効率化事例、アズビルが提唱する「作業は仕組(システム)化して外へ、判断は中へ」という業務のすみ分けの極意、さらにEY新日本有限責任監査法人が示す「AIの異常検知と人の判断」の最適分担など、机上論ではない「動いている現場」の戦略が明かされている。また、キリバ・ジャパンは財務管理システム(TMS)にAIを実装し、わずか5秒で資金状況を可視化する最新テクノロジーの可能性についても触れている。
AIは決して「魔法のつえ」ではないが、正しくプロセスを設計し、ガバナンスを構築すれば、財務部門を「価値創出の中核」へと進化させる最強のパートナーとなる。ファイナンス部門を「守り」から「攻め」へと変革させるための具体的な道筋を、ぜひ本資料から見つけ出してほしい。
