従来より「内部統制」と「法令遵守」は企業における重要項目として掲げられている。近年では、業務停止を狙ったサイバー攻撃の高まりとともに、顧客情報の漏洩や流出など、多くの要因から情報資産を守る取り組みが企業における義務となっており、日々の対策と対応業務に追われている現状もある。

 サーバーのセキュリティやバックアップは万全の体制をとっている企業も多いことと思われる。一方で社員が日々利用するクライアントPCについてはいかがだろうか? セキュリティソフトなどでの対策は当然だが、バックアップを企業として対応している企業は少ないのではなかろうか? “情報資産”はサーバーだけでなく業務に直面するクライアントPCにも宿っている。クライアントPCのバックアップを徹底するとなると、バックアップソリューションの導入が有効である。しかし、システム管理負荷の増大やバックアップに時間がかかり業務を停滞させてしまうなどネガティブ要素も存在する。

 本書では、Microfocus Connected Backup(旧製品名:HPE Connected Backup)を導入することによって、社員はストレスなく本来の業務に集中しつつ、クライアントPCの全自動バックアップを実現した事例を紹介する。情報資産の保管だけでなく、PCのリプレースに際してもコスト削減に貢献するなどのメリットが多い。業種業界と問わず、適切な情報資産管理と時間・コスト削減を目指す企業にとって必読と言える内容となっている。