ビジネスに関わるデータの量も種類も級数的に増大していることは周知の通り。それは、データをうまく価値に昇華できる企業と、そうではない企業との差をますます広げることを意味する。これから企業が利用する業務システムにおいては、ライフサイクルやガバナンスなども広く考慮した、一元的で合理的な“データマネジメントの枠組み”が考慮されていなければならない。それは、勝ち組として残るための絶対条件なのである。
もっとも、エンタープライズITの分野では、クラウドやAIといったテクノロジーやDevOpsなどの開発のメソドロジーが重層的に進化している。データの有効活用に資する基本アーキテクチャや、その構成要素についての理想像をユーザー企業が自ら考え抜くのはハードルが高いとも言えるだろう。そこで検討したいのは、この領域に軸足を置いてきた先達が提示するリファレンスを明日からの前進の足がかりにすることだ。
ここに紹介する資料は、「システム思考」という概念に則った最新のエンタープライズアーキテクチャを解きほぐしたものだ。データ駆動型の組織として成功を収めるために欠かせない視点を、5つのパートに分けて順に解説している。全体はワークブックのような作りになっており、自ら手を動かして“あるべき姿”を描くページが用意されているのが特長的だ。IT部門をはじめデータ活用の高度化に挑む関係者が、課題の整理やブレーンストーミングをおこなうのに、最適の内容になっている。是非、ダウンロード頂きたい。