新型コロナ感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大によって多くの企業が打撃を受けた。特に製造業においては当初、サプライチェーンの混迷が顕著で、モノが届かなかったり作れなかったりすることが度重なったことは記憶に新しい。また、製造ラインを持つ企業では、どうしても人が現場を取り仕切らなければならず、リモートワークへのシフトを他業種に比べて思うように進められなかった面も否めない。
もちろん製造業がIT活用に無頓着だったわけではない。設計〜製造の最適化はかねてから取り組まれていたし、昨今はIoT領域に果敢に挑む企業も続々と登場している。ただ、今回の一連のコロナ禍を経験したことで「これまで後手に回っていて今まさに重点的に解決すべきこと」があらためて浮き彫りとなった格好だ。製造拠点や調達先を柔軟に変更できる体制の整備、製造現場における自動化やリモートオペレーションの徹底などはその筆頭に挙げられる。
具体的なアクションを起こすにあたっては、どのようなことを念頭に置いておくべきなのか──その疑問に答えるのが、ここで紹介するIDC Japanのホワイトペーパーだ。「製造業のDXの取り組みに対するCOVID-19の影響」など独自の調査に基づきながら、現状課題や強化領域を整理すると共に、そこで役立つソリューションにも言及している。製造業にとってのアジリティ(俊敏性)やレジリエンシー(回復力)を考察するのに格好の材料だ。
最新調査で知る製造業の「喫緊の課題」と「DX強化領域」
─連携や協業を支える本質的な解とは?─
提供企業:ServiceNow Japan合同会社