企業におけるデータ活用は新たなビジネスの可能性を拓いた。そしてデータ活用文化の醸成は、競争力と差別化を生み出し企業を前進させる大きな要素となっている。今日、原資としてデータの価値は高まり続け、多くの企業が根本の拠りどころとなるストレージのパフォーマンスに注目する傾向にある。

 

当然、パフォーマンスを求むのであればストレージ製品の性能に依るところが大きく、コスト面でも手の届きやすくなったオールフラッシュ・ストレージの導入が拡大している現象は必然と言えるだろう。定期的なパーツの交換や修理等の重度メンテナンスが必要となることから、ベンダーの提供する保守サービスと社内システム部門が連携した運用が常となっている。高パフォーマンス製品と保守サービスを組み合わせていても、すべての対処をベンダーに一任することも難しく、本来の性能を維持するには社内システム部門の負荷が高い。ひとたび障害が発生すればさらにその負荷は高まるだろう。また問題が早期に解決できなければビジネス機会損失という負の要素も加わってくる。ある意味、企業のデータ活用は綱渡りのストレージ運用上に構築されているといえるのではないだろうか。

 

本書は、クラウドベースの保守サポート「Pure1」を取り上げ、最新のストレージ運用について解説する。前述の通り、多くの企業にストレージ運用の課題が潜在する。昨今のコロナ禍においては、システム部門メンバーも社内にはおらず、問題解決に多くの時間を費やす可能性も高い。「Pure1」は、自律型ストレージを目指し、既存の障害発生に対して対処する「リアクティブ保守」とは一線を画する「プレディクティブ保守」を提供する。24時間365日体制で全アレイに頻繁なログ収集と精緻なビッグデータ解析を毎時実行し、障害の予兆を捉え障害に先んじた対処を実現し、さらに保守サポートによるリモートでの作業領域も充実させることで迅速さも担保する。データ活用の拡大やコロナによる人の動きの制限など、先行き不透明な状況下においても、企業活動の充実に貢献する要素といえるのではないだろうか? 本書をダウンロードいただき、ストレージ運用における新潮流の詳細をぜひともご確認いただきたい。