顧客との接点なくしては如何なるビジネスも成立しない。これは人類が商売を始めたときからの事実であり、未来永劫変わることはないだろう。

 

顧客接点はビジネスの生命線でもあることから、多くの企業が心血を注いできた。過去は実店舗など単一の接点に集中して集客を促す施策であったが、現代では接点自体を増やすマルチチャネルの展開があたりまえになっている。モバイルデバイスを筆頭とするテクノロジーの進化と普及がユーザーに、オンラインである日常を提供し、またオンラインとリアルの壁は限りなく薄い。より進化した市場でリアルとネットの境界を融解させるべく、ユーザー軸でマルチチャネルが連携するオムニチャネル戦略が、今日のビジネスに競争力を注ぐ原動力になっている。人の行動と移動が制限される昨今では、あらゆる訴求の主戦場はオンラインとなるだろう。そして広告展開は数多く見られることも重要だが、実成果に結びつくかがビジネスの本分であり、費用対効果についても注視したい。唯一確実な顧客接点であるオンラインでの訴求施策の成否が企業に与える影響は増大する一方だ。

 

本書は、オンライン訴求で急成長した動画活用において、顕著な失敗要因を5つ特定し、成果向上に向けた課題解決の道を提言する。社会情勢の変化からユーザーと企業の双方にオンラインシフトが進み、同様にオンライン広告への競争はさらに激化している。短時間であっても情報伝達効率に優れる動画は有効な手段であり広告効果も高い。しかし多方に分散されていた各社の訴求への取り組みはオンラインに集中され、動画広告への参入する企業は増えている。競合がひしめく中で、スピードとクオリティを担保し成果を出すには多くの予算を投入できる企業だけが実践できる要素も強い。本書では動画活用の失敗要因を回避し、実成果に繋がる方策としてクラウドサービスを用いた動画制作のインハウス化を提言する。マーケティング活動に王道はなく、失敗を知り避けることが成果を生み出す道を拓く。本書をご一読いただき、動画を軸に顧客接点強化を実践されてはいかがだろうか。