画像認識による検品の自動化やOCRの精度向上などから始まった企業のAI活用は、いまやコールセンターでチャットボットによる自動応答システムが採用されたり、音声合成によるテキスト読み上げがテレビの地上波で使われたりするなど、人との接点にまで領域を広げている。

 

それにより、AIはより身近な存在になったが、これまでのところAIの提供する価値が効率化・省力化にあることは変わっていない。例えば、コールセンターのチャットボットは、24時間365日の対応を可能とし、貴重なヒューマンリソースをより重要な問い合わせに集中させることで顧客満足度の向上に寄与することができるが、「人手で行うと大変な作業をAIで自動化する」というアプローチは、AIによる検品作業と同じだ。

 

それでは、AIはこの先も面倒な作業を肩代わりするものに留まるのだろうか。AIの可能性を信じ、AIの限界点突破にチャレンジしているのが、AIキャラクター「りんな」を生み出したrinna株式会社だ。2015年にLINEでデビューした「りんな」はまるで人格を持つような自然な受け答えで人気を博し、現在860万人以上のフォロワーを獲得。テキストの受け答えだけでなく、歌を歌ったり、絵を描いたりと成長を続けてきた。

 

rinnaは「りんな」の研究開発で培った技術を用い、企業向けのソリューションも展開している。その1つ「Coordiru(コーディル)」は、社内のビジネスチャットでやり取りされたメッセージを学習・分析することで社内のナレッジ共有と人脈形成を支援するサービスだ。

 

多くのAIが「尋ねれば応える」受動的な存在であるのに対し、Coordiruは自発的にユーザーに語りかける。そのとき、無機質なAIでは忌避感を持たれかねないが、情緒ある会話が可能なAIキャラクターならば受け入れられやすい。

 

本資料では、情緒のあるAIキャラクターがどのようなことを可能にするのか、AIキャラクターが実現する社会的価値について解説する。一歩先んじたAI活用にご興味のある方はぜひご一読いただきたい。