テクノロジーの級数的な進化を背景に、IoTは適用範囲をどんどん広げている。その一方で影を落としているのが巧妙で狡猾なサイバー攻撃だ。重要インフラや工場、医療現場をはじめ、あらゆる業種業態がリスクと常に背中合わせにあり、マルウェアに感染した際などに悪影響が及ぶ範囲は拡大の一途をたどっている。

 

この状況にいかに対峙していくべきか──。ここで紹介する資料は、2022年9月1〜2日に開催された「第7回 IoTセキュリティフォーラム 2022 オンライン」(主催:横浜国立大学先端科学高等研究院、企画:プログラム委員会)の中から、主要な講演を抄録としてとりまとめたものである。組織や社会の発展を支えるには、リスクを正しく分析した上で適切なIoTセキュリティ対策を講じることが不可欠であり、その最前線で今、どのような研究や取り組みがなされているかを手っ取り早く知ることができる。

 

昨今はAIや通信技術の発展も相まって、各方面での研究成果が実用フェーズに入って来ているのが大きなトピックだ。プロセスの合理化や自律化、斬新なビジネスモデルの実現、豊かな社会基盤の整備…IoTによる価値創造に想いを巡らせる全てのビジネスリーダーにお勧めしたい。